青山学院大学大学院 会計プロフェッション研究科案内2016
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GSPA 201615税理士 私は大学3年生の9月から税理士試験の勉強を始め、当初は、試験に合格することがゴールだと思っていました。試験勉強を通じ日々会計に関する知識は身についていると感じていましたが、この知識が実務でどのように役立つのか、実務ではどのようなことが求められているのか、試験勉強だけでは学ぶことができないことを知りたいと思うようになり、本研究科へ入学致しました。 本研究科では、会計プロフェッションに必要な会計・税務に関わる基礎的なカリキュラムの他、実務での事例を用いたより高度な講義も豊富に揃っており、会計プロフェッションを目指す環境が整っています。そのため、苦手な分野に関する講義を受け、オールラウンドに活躍できる会計プロフェッションを目指すか、あるいは、得意分野の講義を受けて強みを伸ばすか、自分が目指す会計プロフェッションの将来像に合わせて講義を選択できることが魅力の一つだと思います。 また、本研究科では資格取得を目指す高い志しを持った学生が多く、お互いに切磋琢磨しながら勉強に打ち込むことができました。講義でわからない点を互いに教えあうなど自然と学ぶ姿勢が身についていったと思います。 本研究科での経験は、会計プロフェッションとしての知識だけでなく、自ら学ぶ姿勢も身に付けることができました。それが今の私の貴重な財産となり、実務においても役立っています。本研究科だから学ぶことができた背景にある理由・原因を考える力大沼 雄太Yuta ONUMA2014年3月修了 2014年度税理士試験合格EY税理士法人 勤務Message 私は大学4年生の時に就職するか大学院へ進学するか迷っていました。最初は就職すべきではないかという気持ちが強かったですが、暗記だけに頼る試験勉強では実務に就いたとき苦労するという話を聞き、大学院でより実践的な知識を身につけようと考え、進学することを決意しました。 本研究科では、会計プロフェッションとして必要なカリキュラムが基礎から応用まで多岐にわたって配置されていました。既に専門学校等で基礎知識が身についている場合にはより高度なカリキュラムを選択し、未修得の科目は基礎から学ぶことができました。 大学院へ通う傍ら試験勉強もあるため大変多忙な大学院生活でしたが、同じ立場で学習する他の同級生たちと切磋琢磨しながら勉強に打ち込むことができました。そこで5階の自習室には会計士、税理士を目指す学生がいつも凌ぎを削っており、私にとっては最高の学習環境でした。2年間、苦労を分かち合える仲間とともに精一杯努力できたことが試験合格の鍵だったと思います。 現在社会人となり税理士法人で働いておりますが、講義で学んだ知識が仕事に直結する場面が少なくなく、改めて本研究科で学んだことの実務への役立ちを実感しております。修了してから感じるのは、大学院のカリキュラムを信じて知識を蓄え思考することを繰り返していけば、間違いなく会計プロフェッションとしてステップアップができることです。これから、入学される方々は、自分に妥協せずに頑張ってください。会計プロフェッションになるために仲間とともに切磋琢磨する2年間渡部 草吾Sogo WATANABE2015年3月修了 2015年度税理士試験合格KPMG税理士法人 勤務Message

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