青山学院大学大学院 会計プロフェッション研究科 研究科案内 2018
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公認会計士 私は大学では理学部に在籍していました。大学の同期から公認会計士という職業について話を聞きキャリア選択の幅広さに魅力を感じ、卒業と同時に公認会計士を目指して本研究科に入学いたしました。本研究科を選択した理由は、会計士として働く方の勧めがあったためです。 本研究科の特色の1つはカリキュラムが基礎と応用に明確に区分されている点だと思います。具体的には1年次に職業倫理や財務会計、監査論等の基礎を学習し、2年次には1年次に学んだ知識をもとに専門的な分野を学習します。私は特に会計学と監査論に関心があったため、経験豊富な実務家教員が担当する寄附講座や監査法人の現場を体験するエクスターンシップを通して公会計や国際会計、監査実務といった会計の専門分野を中心に学習しました。 また事例研究やゼミといった実践的な科目が豊富に設けられているのも特徴です。教授やバックグラウンドの異なる方と議論を交わすことができるのは本研究科ならではの経験でした。 最近では高度な情報技術の発展やIFRSの任意適用企業の拡大を受けて、会計士が活躍出来る領域が広がっていると同時に、求められる専門的知識及び経験が今後増えていくと思います。修了後は監査法人にて勤務しますが、本研究科で学んだ幅広い知識が自身の会計プロフェッションの一員としての今後の成長につながっていければと感じています。経験豊富な教授陣や実務家教員の指導のもと幅広い知識を習得できました根本 克明Katsuaki NEMOTO2018年3月修了2017年公認会計士試験合格新日本有限責任監査法人 勤務 私は財務省関東財務局において、地域金融機関に対する検査業務を担当しています。検査業務では、立入検査を通じて金融機関の財務の健全性やリスク管理の状況等を検証しています。私は金融機関の経営状況を理解するうえで重要な、会計・監査に関する知識を習得し、職務に活かしていきたいと考え、本研究科に進学しました。 本研究科では、会計プロフェッションに必要な基礎的な講義から、実務の事例を題材としたダイナミックな講義まで幅広いカリキュラムが用意されており、インプットした基礎知識を、ゼミの演習や事例研究等を通じてアウトプットすることで、理解を深めることができました。また、本研究科での学習は公認会計士試験の対策にも大いに役立ちました。 本試験では、出題者の意図を読み取り、解答に含めるべき内容を判断したうえで、結論までの道筋を論述する総合力が求められます。 私は、本研究科のカリキュラムをこなすことで、本試験にも対応できる基礎力と応用力を身に付けることができ、無事に合格することができました。 本研究科で修得した会計・監査に関する高度な専門知識は、金融行政というフィールドにおいても、非常に有用なツールであり、プロフェッショナルとしての強みになっていると考えています。また、同じ会計プロフェッションを志す仲間と切磋琢磨できたことは素晴らしい経験であったと感じています。社会人にこそ勧めたい専門職大学院での学びと公認会計士試験挑戦中島 弘道Hiromichi NAKAJIMA2015年3月修了2016年公認会計士試験合格財務省関東財務局 勤務合格者の声Message16

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