青山学院大学大学院 会計プロフェッション研究科 研究科案内 2026
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会計プロフェッション研究科コロナ禍でリモート授業対応、感染拡大に留意のうえ、可能な限り対面授業を継続4月 博士後期課程設置4月 会計プロフェッション研究科設立5類移行後も対面授業を基本に、ハイブリッド・ハイフレックス方式を実施4月 社会人向きに   平日夜間開講授業拡大3期生 黒田真吾(有限責任あずさ監査法人 シニアマネジャー)4月 設立20年4月 会計監査・税務マネジメント   プログラム開講4月 キャリアアップ1年半制開始9月 リカレント1年制開始20072005201820172014202320202025変化が早く大きい時代だからこそ、学ぶ力を大切に 私が2009年にGSPAを修了し、監査法人に入所してから16年が経ちました。当時は内部統制監査や国際財務報告基準任意適用の開始があり、その後も日本の会計基準・監査基準にも大きな変化がありました。そして、近年では会計監査の枠を超え、サステナビリティ情報に係る開示及び保証に関する制度も企業及び監査法人にとって重要事項となっています。 このように変化が早く大きい時代において、GSPAで培った“学ぶ力”が日々の業務でとても役立っていると実感しています。ここでは学ぶ力の基礎、学び方という観点で、GSPAでの経験を少しご紹介させて頂きます。① 基礎となる会計理論や制度背景・趣旨の理解 新制度が開始される時には、制度設計に関わった方や関連領域を専門に研究している方から、核となる基本理論や制度背景等を学ぶことがとても重要です。クライアントと話す際には、まずは制度趣旨等の理解を踏まえて適時・適切に大枠で検討の方向性を決めることがとても重要だからです。今振り返っても、GSPAで経験豊富な教員の方々から他では聞けない話を聞き、2年間じっくりと学ぶ力の基礎を作り上げることができたのはとても贅沢な時間でした。② 意見交換による多角的な視点からの理解の深化、知識の拡大 新たな制度を理解する際には、社内でその分野に詳しい人や同僚とよく意見交換をします。自分の立場にとらわれず色々な立場から話し合うことで、理解が深まり知識が広がります。このようなステップを踏むことで、クライアントと話をする際にも、制度趣旨を踏まえた適切なコメントができるようになります。GSPAで教員の方々や高い学習意欲を持つ学生同士で日々意見交換をしながら学ぶという経験は、今実践している学び方の基礎になっています。 変化が早く大きい時代だからこそ、GSPAで“学ぶ力”を身に着け、一緒に会計プロフェッションとして活躍する仲間が増えていくことを願っています。15GSPA 202620周年の歩み

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