私は大学卒業後、一般企業に就職し、その後、大手監査法人に監査トレーニーとして転職しました。そこで監査実務を経験しながら、公認会計士試験の合格を目指して勉強を続けていました。しかし、働きながら試験に合格することは難しく、勉強方針に悩むようになりました。その中で、基礎からしっかり学び直したいという思いが強くなり、GSPAへの入学を決意しました。また、GSPAには会計監査の実務経験者向けのキャリアアップを目的とした1年半制のコースがあり、学び直しを考えていた私にとって大きな魅力の一つでした。 1年次は必修科目を中心に履修し、基礎的な知識を体系的に学びました。2年次は興味のある分野に加え、試験内容に直結する科目を選択し、試験対策を意識しながら受講しました。会計監査に加え、税務や企業法など幅広い分野の講義を受講し、専門的な知識を深めることができました。また、事例研究やゼミでは少人数形式で主体的に講義に取り組むことができ、考える力を養うことができました。 特に印象に残っているのはゼミでの学びです。私は会社法に苦手意識があったため、それを克服するために会社法のゼミに入りました。ゼミでは会社法の基礎知識や判例、学説について深く学び、理解を深めることができました。その結果、論文式試験では会社法でアドバンテージを取ることができ、ゼミでの学びが試験に直結したと実感しています。 今後もGSPAでの学びを活かし、周囲から信頼される会計プロフェッションとなれるよう、向上心を持ち続けながら日々努力していきます。ばすぐに質問できる環境も大きな支えとなりました。GSPAでの学びで最も良かったと感じている点は、単なる試験勉強に留まらず、ゼミやディスカッション形式の実践的な講義を通じて、会計士として働く上での軸となる考える力を養うことができた点です。実務で直面するであろう複雑な課題に対して、学問的な視点からアプローチする力を身につけることができました。実務では必ずしも基準等に答えが無く、職業的専門家としての判断が必要となる場面も多くあると思います。GSPAで身につけた考える力は会計士として働いていくうえで生涯役に立つものと感じています。 今後は、GSPAで得た知識と経験を活かし、社会に貢献できる公認会計士として活躍したいと考えています。公認会計士山﨑 麻莉子Mariko…Yamazaki公認会計士山本 愁Shu…YamamotoGSPAでの学びが導いた公認会計士試験への合格会計士としてのスキルと知識、考え方の基盤を形成した貴重な2年間 私は客観的に分かりやすい強みを身につけたいと考え、多くの企業の活動において不可欠な会計監査の専門家の資格である公認会計士を志しました。会計士試験の勉強を始めるにあたり、単なる試験対策ではなく、専門家としての考える力を身に着けたいと思い、GSPAへの進学を決めました。進学を決めた時点で、在学中の合格を目標としていましたが、大学院と資格試験の勉強の両立には不安がありました。しかし、両方の勉強を終えた今、GSPAに進学して本当に良かったと実感しています。 GSPAで提供されている科目は、会計士試験に直結するものが多く、大学院と資格の勉強が相互に補完し合い、効率的に学習を進めることができました。また、各分野の著名な先生方が身近にいて、分からない論点があれ16会計プロフェッション研究科2023年9月修了/2024年公認会計士試験合格/EY新日本有限責任監査法人2025年3月修了/2024年公認会計士試験合格/有限責任あずさ監査法人勤務Message[合格者の声]
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