青山学院大学大学院 会計プロフェッション研究科 GSPA
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キャンパスライフ

修了生の声

GSPAでの貴重な学びの数々

一条 彰子 Akiko Ichijo

2021年9月修了/大手金融機関 財務部門勤務

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 私は将来どの職種においても必要不可欠な会計の分野で専門性を発揮し、社会に貢献したいという思いから本学への入学を決めました。
 GSPAの大きな特徴は、会計の領域を座学と実務の両方の観点から学べるところにあります。
 特に実務の観点では、事例研究の授業にて実務課の先生方から監査業務についてのリアルなこっを聞くことができたり、エクスターンシップでは2週間監査法人で就業体験を行ったことで座学だけでは見えてこない現場を間近で見ることができました。
 こういった実務の視点を座学と掛け合わせることで、次第に会計分野の全体像が理解できるようになりました。座学と実務の両方の視点を同時に学ぶことは決して独学ではできないため、私に取って非常に有意義な学びとなりました。
 また、ゼミでの演習活動も貴重な経験でした。
 私は企業法のゼミに所属していましたが、法律のゼミを選択したことで物事を論理的かつ多角的に考える習慣がつきました。現在の仕事をこなす上でこのスキルはとても役立っています。
 ゼミでは発表の機会が何度もあり場数を踏んだことで、誰にでもわかりやすい説明をすることや人前で話すということに抵抗がなくなり、自分の強みになりました。
 私は現在、金融機関の財務部門で主計業務を行なっていますが、GSPAで学んだことは業務のあらゆる領域と直結しており、GSPAに進学して本当に良かったと思っています。
 今後もGSPAでの学びを活かして、知識に磨きをかけながら日々成長していきたいです。
有意義な2年間でした

寺岡 史帆 Shiho Teraoka

2023年3月修了/KPMG税理士法人勤務

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 私は、学部時代に経験した税理士事務所でのアルバイトをきっかけに、大学院への進学を視野に入れました。その理由は、初めて実務に触れたことで、資格試験を通じて得る知識に加えて、税務以外の分野の知識、問題を解決するための論理的思考力、クライアントとの意思疎通を図るためのコミュニケーション力など、求められるスキルが沢山あることを実感したからです。
 本研究科は、税務のみならず、会計や監査、経営など幅広い分野を受講することができるカリキュラムが組まれています。また、考える会計学のもと、論理的な思考力を養うことができる事例に基づいた講義や、互いに意見を出し合うことでコミュニケーション力を養うことができる議論など、意欲的に学ぶことができる環境も整っています。これらの点に魅力を感じ、本研究科であれば求められているスキルを身につけることができると考え、入学を決意しました。
 入学してからは、知見を広げることができ、また知識を深めることもでき、日々学ぶことばかりでとても充実していました。その中でも少人数で行うゼミ(演習・研究指導)は、税法の基礎知識をはじめ、事例研究を通じての議論や修士論文の執筆など、得ることも苦労することも多く、最も濃い時間であったと思います。自らの知識不足なところもあり、時には挫けそうにもなりましたが、入学前よりも明らかに論理的思考力やコミュニケーション力が身に付いていることを実感しています。
 これからも自己研鑽を怠らず、高い専門性を持った会計プロフェッションになれるよう日々精進します。
周りの方々に支えられ
多くの学びを得た2年間

菅野 綺更 Kisara Sugano

2021年3月修了/税理士法人勤務

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 私は、大学では経済学を専攻していましたが、授業の一環として勉強したことをきっかけに会計分野に興味を持ち、また、高い専門性を活かして顧客をサポートする税理士という仕事に魅力を感じ、そのために必要とされる会計や税法の高い知識を身に付けたいという思いから本研究科に入学しました。
 税法分野についてはまったくの初学者であったことから不安もありましたが、ゼミや授業において、判決文の読み方や法律用語など基礎的な知識を一から丁寧に教えて頂きました。特に、ゼミ・研究指導では、少人数での事例研究やディスカッションなどを通じ、疑問点の解消や知識の定着はもちろん、“考える力” を身に付けることができました。また、会計プロフェッションとして備えるべき倫理観や実務での活かし方を学べるのも本研究科の魅力であると考えます。
 2年間充実した学校生活を送ることができたのは、先生方や仲間の存在も大きいです。就職活動の際には、実務経験が豊富な社会人の方々とのコミュニケーションの場を設けてくださるなど、指導教授にも非常に手厚くサポートして頂きました。志望していた税理士法人への内定や在学中の税理士試験科目合格は、サポートしてくださった指導教授、共に切磋琢磨し励まし合える仲間がいたからこそ実現できたものであると実感しています。
 本研究科で得た知識や経験を活かし、社会に価値を提供できるような高い専門性を持った会計プロフェッションとなれるよう日々努力していきたいです。
GSPAでの学びや多くの方々の支えあって、
会計士としての第一歩を踏み出すことができました

荒舩 雅史 Masafumi Arafune

2021年3月修了/2020年USCPA全科目合格
太陽有限責任監査法人勤務

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 私は、得意の英語を活かしてUSCPAの全科目合格を目標として、本研究科で一から会計や監査について勉強を始めると共に、本研究科が無料で提供するUSCPA講座を受講しました。
 本研究科では、会計に関する基本科目の受講により理論の基盤をしっかりと習得しつつ、少人数制のゼミや双方向型の講義を通じて能動的に講義に取り組んだことで、資格試験の勉強だけでは育むことの難しい、「考える力」を養うことができました。また、社会人として働きながら勉学に励む方とのコミュニケーションや、エクスターンシップ等の機会を通じて実務の世界にも目を向けることで、机上の理論に留まらない生きた知識を身に付けることができました。そして、複数の講義を受講する中で、特に多くの学びを得ることができた講義が、必修科目である「職業倫理」です。入学当初は、まさか会計の専門大学院で倫理について勉強することになるとは考えもしていませんでしたが、様々な角度から倫理観について検討し、時には他の学生とのディスカッションを交えて真剣に倫理と向き合うことで、会計プロフェッションとして不可欠な素養に磨きをかけることができました。このように、資格の勉強だけでは決して習得することのできない多くの学びを得ることができる点が、本研究科の大きな特長であると思います。
時間配分とモチベーション維持がポイント

松浦 佳子 Yoshiko Matsuura

2021年3月修了
税理士法人勤務

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 子育てが一段落したのを機に社会復帰し、現在は税理士法人に勤務しています。  大学院を目指したのは、業務において税務面での知識と理論の必要性を痛感したからです。理論と実践は車の両輪に例えられますが、両輪が機能しなければ良い仕事はできないのではと思うようになりました。
 本学を選んだのは、基礎から応用までの体系的なカリキュラムと論理的な思考力を重視しているところに魅力を感じたからです。結果、自分の志向や目的に合わせて受講することができました。
 特に、判例研究を中心に行われる演習や事例研究の授業は興味深いものでした。最初は判旨独特の日本語に戸惑いましたが、理解が進むと裁判自体が人間臭く面白味のあるものと思え、興味が沸くようになりました。論文作成は判例を読み込むことから始まります。授業で得た判例研究や税法の知識が、大いに役立ちました。
 仕事と大学院との両立は、時間配分とモチベーション維持がポイントです。毎回多くの課題が与えられ、時間(締切)との闘いです。限られた時間を集中して取組むことに尽力しました。論文作成は、試行錯誤の繰返しで、挫折しそうになったこともありました。そのときは、ゼミの仲間や同級生が各自の目的に向かって必死に努力している姿に励まされました。何より先生方の専門家としての温かく的確なご指導のお蔭で、新たな視点を開くことができました。
 修了した今は、清々しい充実感を感じています。本研究科での学びは、私の視野を広げてくれました。
会計プロフェッション研究科での学び

謝 佳雨 Xie Jiayu

2018年3月修了 2019年USCPA全科目合格
有限責任あずさ監査法人勤務

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 私はUSCPA を目指す留学生として会計プロフェッション研究科での勉強を始めたのですが、本研究科から得られたのは決して受験知識だけではありませんでした。
 本研究科が提携しているアビタス社のUSCPA 支援講座を本研究科の財務会計、IFRSなどの授業と同時に受講し、複数国の会計基準を比較しながら学ぶことで、会計への理解を深めることができました。監査、税務、経営等多様な分野の授業を受講し、視野を広げるとともに、受験勉強にも役立ちました。特に、チャレンジとして履修してみた民法講義は、今の仕事にも活用することができたと実感しています。
 幅広いカリキュラムのほか、様々な教育・勤務経験をもつ方々とのコミュニケーションを通じて、異なる立場からの会計への観点や独自の理解に触れる機会もありました。本研究科では研究においても実務経験においても一流の教授から指導をいただき、基礎理論だけでなく、事例研究、最新の議論を習得することもできました。特に本研究科の特徴の一つである少人数のゼミでは、先生と直接に話し合い、フィードバックをいただけたことが留学生の私にとって何よりもありがたかったです。また、社会人の先輩や同級生のプレゼンテーションを聞いたり、課題についてディスカッションをしたりすることができ、授業で学んだ知識の理解を深めることができたのも特筆したいです。
 本研究科での幅広い分野・幅広い視点から知識を吸収できた経験が、会計プロフェッションになるために非常に有益であったと思います。

生命保険会社勤務

佐藤 貴也

会計・監査の専門知識を身につけることで
自分の付加価値を高めようと考えました
社会人になり数年が経った頃から、漠然と自分の専門性を高めたいと思うようになりました。その後、主計部に異動したことで会計知識の必要性を痛感するとともに…
続きはこちら
先生方や多くの友人に支え、励まされ、
国税専門官への挑戦を決意しました

諏訪部 未帆 Miho SUWABE

2019年3月修了
東京国税局勤務

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 私は大学で企業会計を学んだことがきっかけで、社会における会計の重要性、高度な知識と考え方が求められているところに強い魅力とやりがいを感じ、将来は会計を専門とする仕事をしたいと決意しました。会計を専門的に学んだことがなく、一から知識を習得すると共に、経験豊富な教授や実務家の方の指導のもとでより深く専門性を高めたいと考え、本研究科に入学しました。
 本研究科の魅力は、考えることを大切にし、教授と学生の双方向の指導があることだと思います。授業では単に知識を教わるだけでなく、自分はどう考えるかということが絶えず問われます。授業やゼミにおける事例演習、エクスターンシップなどの実践的経験を通じてさまざまな分野に興味を持ち、より深くまで調べ追求するという積極的な姿勢が身につきました。
 進路についても悩みや不安はありましたが、本研究科の先生方に多くのアドバイスをいただき、公共に貢献する幅広い仕事がしたいという自分の気持ちに従い、国税専門官に挑戦することを決意しました。先生方から時間を惜しまず親身にサポートしていただいたことはとても心強く、努力を継続し最終的に夢を実現することができました。共に学ぶ仲間とも勉強の相談をし、励ましあって互いを高めることができ、こうした環境がある本研究科は学問をするのに最適な環境です。
 今後は本研究科での経験を活かし、高い専門性と倫理観を備えた社会に貢献できる会計プロフェッションになれるようさらに努力していきます。
社会人学生と時間を共有し
充実した環境で有意義な経験ができました

狩野 将史 Masafumi KARINO

2019年3月修了
税理士法人山田&パートナーズ勤務

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 私は、大学4年生の頃に税理士資格取得を目指しはじめました。そして、「高度な職業専門家の養成」を掲げる本研究科を知り、会計・税法について基礎から応用まで体系的に学べることから、税理士資格取得後のことも考え大学院への進学を考えるようになりました。
 本研究科に入学した直後は、必修科目等がハードで大変だと感じることが多々ありましたが、修了して振り返ると、知識が身についただけでなく、物事を多角的な角度から捉えられるようになり、自ら考える習慣がつくようになりました。
 本研究科の5階には自習室が完備されており、そこには私と同じように税理士や会計士を目指している仲間が大勢いました。本研究科へ入学してよかったと感じたことは、講義や演習など実践的な教育に加え、税理士や会計士といった資格試験取得を目指す仲間がいて、一緒に同じ目標に向かって切磋琢磨できたことです。特に、社会人学生の方からは仕事や資格取得の苦労話や成功談を聴くことができ、非常に有意義な経験でした。自習室は、充実した学びの場であり、時に苦労を分かち合うコミュニケーションの場でもありました。そのような充実した環境を最大限活用できたと改めて実感しています。
 私にとって本研究科で過ごした2年間はとても充実した濃い2年間であり、本研究科に入学してよかったと思います。これからは、本研究科で学んだことを活かして、理想とする税理士になれるように日々奮闘していきたいと思います。
GSPAでの地道な努力を土台に
国際的な会計プロフェッションへ

劉 奇軒 LIU Chi Hsuan

2018年3月修了
株式会社東芝 勤務

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 私は、台湾から参りました留学生です。本国の大学の商学部・会計学科に入学し、4年間にわたり、台湾の会計、監査、企業法の基礎を習得しました。しかし、会計原則や監査論などの知識は日進月歩で変化し、また、近年、世界的にコーポレート・ガバナンスの重要性が盛んに論じられるようになっている中、最先端の会計や監査の知識をより深く学習したいと考え、日本に留学することを決意し、本研究科に入学しました。

 本研究科を選んだ理由は、二つあります。一つは、学生の進路に応じた多様なカリキュラムが用意され、会計プロフェッションとしての能力を身につけることができると思ったこと、二つ目は、本研究科で会計英語の授業やUSCPA試験の対策講座を受講でき、本研究科が国際的な会計人材を育成することに力を入れていたことにあります。また、少人数ゼミを通じての指導教官との率直な意見交換は、自らの論理的思考に大変有意義であったと感じています。実際、本研究科での2年間で、資本市場における会計プロフェッションの役割を理解し、会計学や監査論、企業法における知識や考え方を習得することに努力したお蔭で、こうして日本で就職先を決めることができ、USCPAの資格取得に向けた将来への土台もできたと思っています。

 今後、本研究科で学習した知識・経験を職場や社会で活かし、社会から信頼される会計プロフェッションになるよう成長したいと思っています。
「考える習慣」に
磨きをかけることができました。

小林 学 Manabu KOBAYASHI

2016年3月修了
会計検査院 勤務

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私は、会計検査院に勤めております。会計検査院は、国の収入支出の決算、政府関係機関・独立行政法人等の会計、国が補助金等の財政援助を与えているものの会計などの検査を行う憲法上の独立した機関です。検査の対象はいわゆる公会計と呼ばれる分野が中心となりますが、近年、職務においても企業会計についての専門的な知識が必要とされる機会が増えてきたことや、公認会計士監査についての知識を職務にも活かせるのではないかと思い本研究科に進学いたしました。

本研究科の大きな特徴は、会計プロフェッションに求められる基礎的なカリキュラムから会計以外の専門的なカリキュラムまで幅広く設けられていることだと思います。会計以外の専門的な知見を深めることは、会計プロフェッションとして実際の現場で活躍する上で大きなアドバンテージになるのではと感じています。私は、ITを利用した監査技法やシステム監査に関心を持っていたので、これらに関する科目を多く履修しました。また、教職員の方との距離が近いことも本研究科の魅力の1つだと思います。ゼミ形式の演習や事例研究等の科目では、著名な教職員の方と議論を深めることができ、単に理解するだけでなく「考える習慣」に磨きをかけることができたと感じています。以上のように、本研究科での2年間のインプットは必ずアウトプットにつながる貴重な経験だと感じています。
経験豊かな教授陣の指導により
実務への理解が深まりました

大瀧 雄介 Yusuke OTAKI

2015年3月修了
会計検査院 勤務

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私は国の会計検査を行う機関である会計検査院に勤めています。会計検査院では、国のすべての会計のほか、国が出資している政府関係機関、独立行政法人などの法人や、国が補助金、貸付金その他の財政援助をしている都道府県、市町村、各種団体などの検査を行っています。

本研究科で企業会計に関する知識を習得し、公認会計士の監査業務を理解することで、より効果的な国の検査を行えるのではないかと考えたことが進学を決めた理由です。

本研究科は、科目が多岐にわたり実務家の先生も多く、自身の目的に応じてカリキュラムを組み立てることが出来るのが特徴的だと思います。私の場合、会計士実務やIT事例研究など、会計専門職大学院であるからこそ学べる実践的な講義を中心に履修しました。

その中で特に印象的だったのは、本研究科の特徴的なプログラムでもある「エクスターンシップ」に参加できたことです。エクスターンシップで、監査法人の現場を体験することで、公認会計士の監査実務を理解するとともに、監査論の講義で学んだ理論を、実務を通じてより深く理解することが出来ました。

本研究科で、会計や監査に関する知識をより深く習得できたことは勿論のこと、ここに来なければ出会うことのなかった多くの学生達や教職員の方々にお会いし、様々な刺激を受けたことは、自分自身の今後の成長にも繋がっていくのではないかと感じています。