青山学院大学大学院 会計プロフェッション研究科 GSPA
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キャンパスライフ

合格者の声

会計専門職としての確かな土台を本研究科で
築くことができました

小林 健史 Takeshi Kobayashi

2018年3月修了 2020年公認会計士試験合格
大手監査法人勤務

Message
 入学以前より会計実務に従事していましたが、独学ではどうしてもわからないことや効率が悪いと感じることが多く、しっかりと会計理論を理解したいという思いから本研究科へ入学しました。
 本研究科には、会計監査に関わる法令等の制定に長年携われた一流の研究者や各分野の第一線で活躍された実務家など経験豊富な先生方が多数いらっしゃいます。簡潔、明瞭で時に会計基準制定時の裏話などを交えて、難解な規定の趣旨や内容をユーモラスにわかりやすく教えていただきました。
 実務を行う上では、必要な知識のキャッチアップが優先されるため、立ち止まって会計理論や監査制度について時間をかけて思索する機会はそう多くはありません。
 その点、「考える会計学。」をコンセプトとして掲げる本研究科では、座学だけでなく論文作成、ディスカッション等の方法で「職業的専門家としての倫理とはどういうものか」といった本質的な問いかけに時間をかけて向き合うことができ、ここで学んだことが会計専門職としての確かな土台になっていると感じています。
 また、修了した後には、公認会計士試験の短答式試験一部免除受けることができ、さらに本研究科では、修了生も受講可能な試験対策講座を行うなど受験者を支える手厚い環境が用意されています。そのおかげで、何度挑戦しても短答式試験を突破することができなかった私でも何とか合格することができました。キャリアのステップアップの入口として本研究科を選択したことは、今でも最良の選択だったと思っています。
学びの機会が溢れる贅沢な環境で、
将来のビジョンを描けるようになりました

大園 直弥 Naoya Ozono

2021年3月修了 2021年公認会計士試験合格
有限責任 あずさ監査法人勤務

Message
 私は、公認会計士試験の勉強を始めた頃、本研究科への入学を決めました。会計士試験の合格を目指す方は、大学院への進学に躊躇するかもしれません。私も入学前は勉強時間を確保できるか不安でしたが、今は本研究科での学びが合格に直接役立ったと確信しています。
 論文式試験の答案を記述するためには、制度の趣旨や背景、全体像などの深い理解が必要です。その点、「考える会計学。」を掲げる本研究科の講義では、試験合格に必要な理解の土台を習得することができました。私が会計学・監査論・企業法といった科目を得意にできたのは、本研究科の講義を受けたからこそだと思います。
 もちろん、在学中に学んだことは試験勉強の範疇に止まりません。本研究科では、各分野で著名な教授や、監査法人で何十年もの経験を積んだ実務家の先生の講義やゼミを数多く受けられただけでなく、ときには講義の後などに何度も質問に伺うこともありました。また、エクスターンシップに参加して、実務の最前線で働く公認会計士の方々から専門家として必要な資質や考え方を直接学ぶことができました。
 このように、第一線で活躍する多様な分野の専門家の方々と、日常的に近い距離で接する機会に恵まれたことで視野が広がると共に、将来の選択肢が明瞭になり、「どんな公認会計士になりたいか」を考えることができました。
 私は今、キャリアの第一歩を踏み出したばかりですが、本研究科でお世話になった多くの先生方を目標に、高い専門知識と倫理観を持って社会に貢献する会計プロフェッションに成長したいと思います。

スタディサプリ(リクルート)の取材記事はこちら
GSPAのリソースを最大限利用し、
様々な学びを経験し課題解決力を養った2年間

山口 祥子 Shoko Yamaguchi

2021年3月修了 2021年11月税理士試験全科目合格
外資系税理士法人勤務

Message
 私が税理士を目指したのは、簿記2級取得がきっかけです。短期間で資格取得することを目指していた私が、GSPA進学を決めたのは、「考える会計学。」というコンセプトです。専門的かつ実践的な知識と実務で活かせる「考える」力を身に付けたいと思いました。
 会計2科目を取得後、GSPAに入学し、在学中に法人税法に合格しました。ゼミの授業では様々な判例や条文を読み議論を交わしながら、資格試験のための暗記中心の勉強とは全く異なるアプローチで、税法の理解を深めることができました。将来国際的な業務に携わりたいと思い、論文のテーマは国際税務の分野から選びました。税理士が扱う税法の範囲は幅広く改正も多いため、常に知識の補充と更新が必要になります。修学中に、一つの税法に集中して、自ら調べ考察を深めながら理解に到達した経験は、現在の業務にも役立っています。
 また、GSPAでは税務だけでなく、監査・管理会計・財務会計・経営・会社法等、多様な分野で学びを経験できます。大法人の申告や税務コンサルティングの業務の中で、税務の観点からだけでは、付加価値のあるアドバイスをクライアントに提供できないと痛感します。GSPAで身に付けた知識を武器に、企業を取り巻く事業環境に対する視点を拡げ、課題を解決する考察力を磨くことで、私自身が専門性を高め、クライアントとより親密な信頼関係を築くことができると確信しています。
 GSPAには自習室・ロッカーが完備されています。そこで、同じ会計プロフェッションを目指す仲間と励まし合い、切磋琢磨できたことは、資格勉強の大きな支えとなりました。今でも連絡を取り合い、仲間たちの活躍に刺激をもらっています。
ゼミや研究指導を通じて身に付けた実践的な思考力・判断力

大手 善貴 Yoshiki Ote

2020年3月修了 2021年2月税理士試験全科目合格
PwC税理士法人勤務

Message
 私は大学時代に国際社会で生じる税務問題に専門知識でコンサルティングを行う国際税務という分野に興味を持ち、所属していた数学科で培った数字への強さを活かせるということもあって、税理士を志すことにしました。私は理系であったため法律の基礎を学んだことがなく、また暗記中心の税理士試験に合格しても実務で通用するか不安を感じていたため、「考える会計学」をコンセプトに掲げている本研究科への進学を決意しました。
 本研究科では関心のある判決や条文について論点を探し、自ら研究を進めていくという主体的な姿勢が求められます。1年次のゼミにおける判例研究や2年次の研究指導における論文執筆では、テーマに関する先行研究を理解した上で、関連する判決の評釈を読むことで、何を根拠に結論に至ったかを考え、制度の趣旨を理解し条文を解釈する力が身に付きました。さらに本研究科では基礎的な会計や税務に関する講義のみならず、実務家の先生方による生きた事例を用いた講義を受講でき、また監査論など関連する分野の講義を幅広く受講できるため、会計プロフェッションを目指すには最適の環境が整えられています。
 現在は法人税の申告業務に加えコンサルティング業務を行っており、クライアントから頂いた相談に対し条文や通達を根拠にアドバイスを行っています。これには条文を読み解き、解釈する力が非常に役立っており、税理士試験の勉強では得られない実践的な思考力、判断力を身に付けられたと感じています。

スタディサプリ(リクルート)の取材記事はこちら
考える習慣を身につけられた2年間

小林 礼郷 Ayasato Kobayashi

2017年3月修了 2019年公認会計士試験合格
有限責任あずさ監査法人勤務

Message
 私はGSPAに入学する前までは会計の勉強を殆どしたことがありませんでした。しかし、将来の選択肢を増やしたいとの思いから大学院進学を決意したのと同時に公認会計士を目指すことにしました。
 GSPA では、1年次には必修科目を中心とした会計・監査の基礎を学び、2年次には1年次に学んだ基礎的な知識を基に自身の興味のある分野の科目を選択して履修できる事が特徴です。また、ゼミでの少人数演習やエクスターンシップを通じての監査実務を体験できる機会などはGSPA に行かなければ経験できない事だと思います。
 私は、1年次には必修科目を通じてじっくりと会計・監査の基礎を学び、2年次には興味のあった監査や会社法の分野を中心に学習し、エクスターンシップを通じて監査実務の体験を行いました。
 GSPA のコンセプトは「考える会計学」ですが、この考えるという事が公認会計士試験や現在の監査業務に活かされていると感じています。公認会計士試験では基礎的な知識問題だけでなく、思考力や応用能力を問う問題も必ず出題されるので、暗記だけでは乗り切れません。また、監査法人での業務においても、ただマニュアルに書かれていることを行うだけでなく、常になぜこの監査手続を行なっているのかを考えることが求められています。
 今後も、常に考えることができる会計プロフェッションになれるよう日々努力をしていきたいと思います。
多様な背景を持つ先生方や同期生がいるGSPA

長井 昌大 Masahiro Nagai

2021年3月修了予定 2019年公認会計士試験合格
EY新日本有限責任監査法人勤務

Message
 私は、大学卒業時に論文式試験の科目合格を有している状態でした。そのため、監査法人で働きながら勉強を続けるか迷いました。しかし、当時所属していた財務会計論のゼミの先生から本研究科への進学の薦めがあった事や、高等部より青山学院でお世話になり、慣れ親しんだ環境で集中して勉学に励みたいと考えGSPAに入学しました。GSPAでは、実際に会計や税法の基準設定に携わっている先生方から生きた会計や法律を学ばせて頂きました。その中でも、私が所属している監査論のゼミの先生は、監査の第一線で活躍された実務家教員の方で、公認会計士試験委員も担当される方でしたので、歴史的な背景等を用いて解説して頂けました。そのため、監査に対しての体系的な理解が進み苦手意識を解消できた状態で論文式試験に臨む事ができました。また、会計士実務という講義では、実務での経験談を交えた講義をして頂いたので、試験合格後に現在勤務している監査法人での実務においても非常に役に立っていると実感しています。
 GSPAは、社会人の方や留学生の方が多いこともあり、ディスカッションを行う講義では、異なる言語が飛び交う事や思わず唸るような視点での意見が飛び出す事があります。多様な価値観が混在する中でお互いを高め合えるコミュニケーションが取れる環境である事は、勉強の合間の良いリフレッシュになりました。この素晴らしい環境に感謝して、残り一年間、大学院での学生生活と監査法人での仕事の両立に励みたいと思います。
GSPAで学ぶ「考える会計学」と職業倫理

佐藤 貴也 Takaya SATO

2017年3月修了 2018年公認会計士試験合格
生命保険会社 勤務

Message
 私は生命保険会社で決算業務を担当しています。監査法人等の外部専門家との協議、経営意思決定等の場面で活躍できる存在になりたいと考え、進学しました。
 GSPAでは、主に「考える会計学」と会計プロフェッションに求められる職業倫理を学ぶ機会を得たと思っています。
 会計基準等は、いくら覚えたとしても海外動向、法令、社会環境などが複雑に関係しあって変化するため、数年後にはその知識は使えなくなっているかもしれません。GSPAでは会計基準等を覚えるのではなく、その背景等やより適切な処理方法をIFRSや米国基準と比較しながら、座学だけでなく論文作成、ディスカッション等の方法で学習するため変化する会計基準等に即応できる力が得られます。今後会計プロフェッションとして活躍するためにこの「考える会計学」は大きな武器になると思います。
 また、GSPAの特徴として倫理教育にも力を入れていることが挙げられます。「職業倫理」の授業では「会計プロフェッションに求められる職業倫理とは」という問いを突き詰めます。公認会計士が社会的信頼を保持するための基礎となる職業倫理を集中的に学ぶ機会を得られることはGSPAならではだと思います。
 働きながらの通学だったため、在学中は受験勉強をする余裕がなく講義やその予習復習に時間を費やしました。修了後本格的に受験勉強を開始し、翌年の論文式試験に受験予備校に通うことなく合格することができました。ここで学んだ「考える会計学」が大きかったと思います。
経験豊富な教授陣や実務家教員の指導のもと
幅広い知識を習得できました

根本 克明 Katsuaki NEMOTO

2018年3月修了 2017年公認会計士試験合格
新日本有限責任監査法人 勤務

Message
 私は大学では理学部に在籍していました。大学の同期から公認会計士という職業について話を聞きキャリア選択の幅広さに魅力を感じ、卒業と同時に公認会計士を目指して本研究科に入学いたしました。本研究科を選択した理由は、会計士として働く方の勧めがあったためです。

 本研究科の特色の1つはカリキュラムが基礎と応用に明確に区分されている点だと思います。具体的には1年次に職業倫理や財務会計、監査論等の基礎を学習し、2年次には1年次に学んだ知識をもとに専門的な分野を学習します。私は特に会計学と監査論に関心があったため、経験豊富な実務家教員が担当する寄附講座や監査法人の現場を体験するエクスターンシップを通して公会計や国際会計、監査実務といった会計の専門分野を中心に学習しました。

 また事例研究やゼミといった実践的な科目が豊富に設けられているのも特徴です。教授やバックグラウンドの異なる方と議論を交わすことができるのは本研究科ならではの経験でした。

 最近では高度な情報技術の発展やIFRSの任意適用企業の拡大を受けて、会計士が活躍出来る領域が広がっていると同時に、求められる専門的知識及び経験が今後増えていくと思います。修了後は監査法人にて勤務しますが、本研究科で学んだ幅広い知識が自身の会計プロフェッションの一員としての今後の成長につながっていければと感じています。
社会人にこそ勧めたい
専門職大学院での学びと公認会計士試験挑戦

中島 弘道 Hiromichi NAKAJIMA

2015年3月修了 2016年公認会計士試験合格
財務省関東財務局勤務

Message
 私は財務省関東財務局において、地域金融機関に対する検査業務を担当しています。検査業務では、立入検査を通じて金融機関の財務の健全性やリスク管理の状況等を検証しています。私は金融機関の経営状況を理解するうえで重要な、会計・監査に関する知識を習得し、職務に活かしていきたいと考え、本研究科に進学しました。

 本研究科では、会計プロフェッションに必要な基礎的な講義から、実務の事例を題材としたダイナミックな講義まで幅広いカリキュラムが用意されており、インプットした基礎知識を、ゼミの演習や事例研究等を通じてアウトプットすることで、理解を深めることができました。

 また、本研究科での学習は公認会計士試験の対策にも大いに役立ちました。
 本試験では、出題者の意図を読み取り、回答に含めるべき内容を判断したうえで、結論までの道筋を論述する総合力が求められます。
 私は、本研究科のカリキュラムをこなすことで、本試験にも対応できる基礎力と応用力を身に付けることができ、無事に合格することができました。

 本研究科で修得した会計・監査に関する高度な専門知識は、金融行政というフィールドにおいても、非常に有用なツールであり、プロフェッショナルとしての強みになっていると考えています。また、同じ会計プロフェッションを志す仲間と切磋琢磨できたことは素晴らしい経験であったと感じています。
社会人にこそ勧めたい専門職大学院での
学びと公認会計士試験挑戦

平 光正 Mitsumasa TAIRA

2013年3月修了 2015年公認会計士試験合格
シンクタンク勤務(非常勤)

Message
ドラッカー著『非営利組織の経営』最終章に、畏友ジョシュアについての挿話があります。ジョシュアは長年にわたる布教活動で大きな成果を上げた後大学に転じ、若い学生達の育成に力を発揮。晩年には再び新たな使命を見出し、退職者コミュニティでの活動に精力を注入したそうです。ドラッカーは、その挿話を引き合いに、人生において「自己開発」を継続することの重要性を説いています。

私も金融機関での長年の勤務を経たのち転職を経験し、自らのキャリアを問う中で再び学び直す必要を感じていました。その時、本研究科の存在を知り、進むべき道はこれだと進学を決意しました。大学院では、地方自治体の公会計公監査を研究テーマとするとともに、会計・監査に加え民法・会社法・税法など幅広い分野を学びました。すべての講義は一流の研究者と実務家の先生方によって行われ興味が尽きず、履修上限まで受講した上、修了後に科目履修を追加したほどです。

同時に、公認会計士資格取得は「自己開発」継続そのものであると気づき、公認会計士試験に挑戦することとしました。本研究科では専門学校との提携による受験対策プログラムや、修了生が修了後も自習室を利用可能であることなど、受験者を支える手厚い環境が用意されています。そのおかげで、数度の挑戦を経て、何とか合格することができました。そして、今は次のステージに移る時であると。
少人数制のゼミで、教師との距離が近く
叱咤激励をもらったことが合格に結びついた

水久保 茜 Akane MIZUKUBO

2014年3月修了 2015年公認会計士試験合格
新日本有限責任監査法人 勤務

Message
私は大学時代から公認会計士試験合格のために勉強していましたが、試験合格という目先のことにとらわれすぎた結果、会計の基礎知識が不十分でした。そのことに危機感を覚え、実務経験 の豊富な先生方のもとで、基本的な考え方や将来を見据えた知識の習得を強く希望し、本研究科に入学しました。

本研究科では、豊富なカリキュラムがあるため、自分次第で様々な知識、能力を身につけられると思います。私は会計士試験科目を多く受講しました。

本研究科の双方向の講義や授業内テストでは、先生方からの質問に対し、意図を読み取るとともに、論理的に回答する力が求められます。これは、会計士試験さらには会計の専門家として求められる非常に重要な能力だと思います。本研究科での授業を通して、会計を取り巻く関連学問について知識を習得するだけでなく、自主的に探究していく姿勢の大切さを学びました。そして、なぜ?と考えながら学習を進めていったことが、会計士試験合格に結びついたと思います。

また、本研究科では少人数制のゼミがあり、先生方との距離が近い点も特徴です。時には叱咤激励していただき、試験合格の後押しをしていただいたことも、本当に感謝しています。

ぜひ、本研究科での出会いを大切にし、周囲と切磋琢磨しながら自分の思い描く将来像や目標に向かって、貪欲に学んでほしいと思います。
受験の知識のみならず、就職後にも役立つ
知識と経験を積める環境

吉川 貴浩 Takahiro YOSHIKAWA

2014年3月修了 2014年公認会計士試験合格
新日本有限責任監査法人 勤務

Message
私は、公認会計士試験の合格を目指し会計プロフェッション研究科に入学しました。初めは、受験勉強以外にも課題等があり資格の取得には遠回りになるかもしれないと考えておりましたが、入学後その考えは180度変わりました。

会計プロフェッションの大きな特徴として、実務に近いことがあげられます。これは、エクスターンシップと少人数制のゼミがあるためです。

まず、エクスターンシップでは実際の監査現場に行くことで、監査実務を肌で感じることができました。そのため、受験勉強だけでは分かりにくいことでも理解を深めることが出来ました。次に、最大の特徴である少人数制のゼミでは、実際に学問や現場の最前線で活躍されている教授の方々に指導して頂けます。私が所属していたゼミでは、受験予備校では教えてはもらえない、監査基準の設定の裏にある目的や現在話題になっていることなどを知ることができました。このことは、受験勉強に非常に役立つのはもちろん、就職後にとても役に立つことを実感致しました。エクスターンシップで監査の現場に触れた経験から、仕事をスムーズに始めることができ、また、上司の方が話している、同期では全く知らないような最新の話題でもついていくことができました。

このように、会計プロフェッション研究科では、受験勉強の知識のみならず合格してから必要な知識も身に付けられる魅力的なところだと感じています。また、経験豊富な教授の方々と密に接することができたことが、今の私の貴重な財産となっています。
本研究科だから学ぶことができた
背景にある理由・原因を考える力

渡部 瑞穂 Mizuho WATANABE

2015年3月修了 2014年公認会計士試験合格
2015年有限責任 あずさ監査法人 入社

Message
私は大学3年生の11月から公認会計士の勉強を始め、その後大学を卒業してから一年間は公認会計士の勉強に専念し、本研究科に入学しました。進学を決めたのには両親の後押しが大きかったのですが、「大学院で勉強するなら、受験勉強では得られない知識を身につけよう」と心に決めて入学をしました。

本研究科では、基礎的な会計に関わる科目はもちろん、発展的な科目もたくさん設けられています。私は監査論に興味を持っていたので、内部監査や内部統制など、監査論に関係する科目を多く履修していました。また演習形式のゼミナールが一年次からあるので、2年間の大きなスパンの中で、じっくりと教授から指導を受けることが出来ました。

一方で、本研究科の勉強内容は公認会計士試験にも役立ちました。本研究科の講義では、受験予備校が教える会計基準や監査基準の内容だけではなく、基準の背景にある考えや会計に関わる事件の原因等についても考察を行います。私は2013年12月に短答式試験を合格し、2014年8月の論文式試験に合格しましたが、これらの結果に、本研究科での学びは大きく貢献したと考えています。

本研究科で、私は常に理由を考えながら会計や監査に向かう力がついたのではないかと思います。これから監査法人で勤務しますが、本研究科での2年間は、私にとって大きな財産になったと強く感じています。
少人数ゼミやエクスターンシップを通じて
充実した学生生活が資格取得に結び付きました

木村 文美 Ayami KIMURA

2017年3月修了 2017年税理士試験合格
KPMG税理士法人 勤務

Message
 「“覚える会計学”から“考える会計学”へ」というカリキュラムのもとに授業が行われる本研究科では、会計・税務に関する基礎的な講義から、実務の事例を題材としたより高度な講義まで豊富に揃っており、会計プロフェッションを目指す環境が整っています。

 少人数制のゼミでは、修士論文指導のほか、判例を題材としてゼミ生同士で輪読を行います。ゼミは大学から進学した学生と社会人とで構成されているため、幅広い意見交換ができ、視野を広げることができました。

 また、私はエクスターンシップに参加し、10日間ほど税理士法人で実務の現場を体験させて頂きました。これにより、税理士の仕事についてより具体的なイメージを掴むことができたとともに、税理士として活躍する方々と接することで、勉強へのモチベーションを高めることができたと思います。

 さらに、本研究科には自習室が完備されており、税理士試験の勉強をする環境も整っています。私は主に授業の前後や休日に利用し、同じ会計プロフェッションを志す仲間と切磋琢磨して試験勉強に打ち込むことができました。時には競い合い、時には勉強の悩みを打ち明け励まし合う仲間と最大限時間を共有できたことは、受験勉強の支えとなりました。

 本研究科で過ごした2年間はとても充実したものであり、本研究科で学んだ知識、考える力、そして仲間との出会いは、今の私の貴重な財産となっています。
知識だけではなく自律的に調べ考える
「学びの経験」と実践的なエクスターンの体験

坂上 裕子 Yuko SAKAUE

2014年3月修了 2016年税理士試験合格
税理士法人山田&パートナーズ 勤務

Message
 私は大学4年生から税理士試験の勉強を始めました。学部時代は法律を勉強していたものの、税法を勉強する機会はほとんどなく、会計に関しては簿記3級からのスタートでした。初めて触れる学問を習得するのは容易でなく、大変苦労していました。そのため、税務も会計も一緒に学べるところはないかという思いで大学院進学を目指し、本研究科に入学しました。

 本研究科では、会計や税務だけでなく経営学や監査論など、実務に近い分野の多くの科目を学ぶことができました。実務家の先生による講義では、実務における視点や問題点を解説していただき、大変興味深く理解が深まりました。エクスターンシップでは、税理士事務所に赴き約2週間の研修を受講しました。実際に実務の現場に参加して、仕事に関するイメージを持てたことで、自分の目指す方向性を具体化できたように思います。

 現在は、相続税や法人税の申告業務だけでなく、事業承継や組織再編等のアドバイザリー業務に挑戦しています。仕事の上で感じるのは、実務では税法だけで完結することはほとんどなく、法制度や経営に関する多様な分野が関連し、自分で調べ身に付けていく機会が多いことです。試験勉強だけでは得られない、本研究科で培った自主的に考える学びの経験があるからこそ、今の自分があるのだと実感しています。
会計プロフェッションになるために
仲間とともに切磋琢磨する2年間

岩渕 郷 Gou IWABUCHI

2014年3月修了 2016年税理士登録
税理士法人レガシィ勤務

Message
 私は大学4年生の6月に簿記1級の試験に合格し、税理士の資格を取るため大学院に行く道を決めました。院1年目で簿記論、財務諸表論、卒業の年に消費税法に受かり、現在勤務している税理士法人にて2年の実務経験を経て税理士登録をしました。

 現在は相続税の申告業務をメインに行っています。相続業務をやろうと思った根端は、ゼミでの論文作成とエクスターンシップにあります。論文作成の中では税目の決定から、どのようなテーマにするべきか、展開の仕方等、ゼミ生の間でお互いに検討をしあったり、先生ご自身が実際に業務の中で経験したことを聞きながら論文の内容を深めていくことができました。また、エクスターンシップで訪問した税理士法人の先生のご専門が相続税でした。そこでは、実際に相続が発生したお客様のご自宅を訪問したり、相続の業務の流れを体験したりと、学生の時から相続の現場を経験することができました。

 このように、GSPAでの2年間は学生から社会人となるための架け橋であったように思います。勉強で知識をインプットするだけではなく、将来、会計のプロフェッショナルとして仕事に就いた際にどのように考えるか、どのように対応するかといったことを身につけることができると思います。これから入学される方は自分の目標達成のために、本研究科を充分に活用して頂ければと思います。
会計プロフェッションになるために
仲間とともに切磋琢磨する2年間

渡部 草吾 Sogo WATANABE

2015年3月修了 2015年度税理士試験合格
KPMG税理士法人 勤務

Message
私は大学4年生の時に就職するか大学院へ進学するか迷っていました。最初は就職すべきではないかという気持ちが強かったですが、暗記だけに頼る試験勉強では実務に就いたとき苦労するという話を聞き、大学院でより実践的な知識を身につけようと考え、進学することを決意しました。

本研究科では、会計プロフェッションとして必要なカリキュラムが基礎から応用まで多岐にわたって配置されていました。既に専門学校等で基礎知識が身についている場合にはより高度なカリキュラムを選択し、未修得の科目は基礎から学ぶことができました。

大学院へ通う傍ら試験勉強もあるため大変多忙な大学院生活でしたが、同じ立場で学習する他の同級生たちと切磋琢磨しながら勉強に打ち込むことができました。そこで5階の自習室には会計士、税理士を目指す学生がいつも凌ぎを削っており、私にとっては最高の学習環境でした。2年間、苦労を分かち合える仲間とともに精一杯努力できたことが試験合格の鍵だったと思います。

現在社会人となり税理士法人で働いておりますが、講義で学んだ知識が仕事に直結する場面が少なくなく、改めて本研究科で学んだことの実務への役立ちを実感しております。修了してから感じるのは、大学院のカリキュラムを信じて知識を蓄え思考することを繰り返していけば、間違いなく会計プロフェッションとしてステップアップができることです。これから、入学される方々は、自分に妥協せずに頑張ってください。
本研究科だから学ぶことができた
背景にある理由・原因を考える力

大沼 雄太 Yuta OHNUMA

2014年3月修了 2014年度税理士試験合格
EY税理士法人 勤務

Message
私は大学3年生の9月から税理士試験の勉強を始め、当初は、試験に合格することがゴールだと思っていました。試験勉強を通じ日々会計に関する知識は身についていると感じていましたが、この知識が実務でどのように役立つのか、実務ではどのようなことが求められているのか、試験勉強だけでは学ぶことができないことを知りたいと思うようになり、本研究科へ入学致しました。

本研究科では、会計プロフェッションに必要な会計・税務に関わる基礎的なカリキュラムの他、実務での事例を用いたより高度な講義も豊富に揃っており、会計プロフェッションを目指す環境が整っています。そのため、苦手な分野に関する講義を受け、オールラウンドに活躍できる会計プロフェッションを目指すか、あるいは、得意分野の講義を受けて強みを伸ばすか、自分が目指す会計プロフェッションの将来像に合わせて講義を選択できることが魅力の一つだと思います。

また、本研究科では資格取得を目指す高い志しを持った学生が多く、お互いに切磋琢磨しながら勉強に打ち込むことができました。講義でわからない点を互いに教えあうなど自然と学ぶ姿勢が身についていったと思います。

本研究科での経験は、会計プロフェッションとしての知識だけでなく、自ら学ぶ姿勢も身に付けることができました。それが今の私の貴重な財産となり、実務においても役立っています。
「なぜ?なぜ?なぜ?」
その思考習慣は試験にも、実務にも生きる!!

K・F ※イニシャルのみ掲載

2012年3月修了 2014年税理士登録
2012年2月より税理士事務所 勤務

Message
本研究科を選択した理由は、カリキュラムや環境の良さはもちろんですが、「税理士指導」にも力を入れていると感じたためです。具体的には、私の指導教授である佐藤正勝先生や現職の税理士など、専門的知識や実務経験が豊富な先生方が教鞭をとっているため、税理士となるために必要なことが数多く学べると考えたからです。

入学後、佐藤先生からは、「なぜ?なぜ?なぜ?」と思考を深めるよう指導を受けました。しかし、私には徹底して1つのことを突き詰める習慣がなく、先生の指導が非常に厳しく感じました。その後、先生の指導を受けながら、徐々に疑問を追究する習慣が身についていったと思います。この習慣と、2年生の夏の税理士試験に合格したことは、無関係ではないでしょう。近年の試験では、思考を深めないと解答できないような問題が出題されているため、そのような習慣がなければ合格は難しかったと思います。

また、その他の教授の皆様からも多くの教えを受けました。特に実務家の先生方から教わったことは、実務のイメージをつかむことができたため、非常に有益でした。

本研究科の2年間で得られた思考を深める習慣と、実務のイメージは、その後の仕事に直結しました。この大学院で学んだことが、すべて私の血となり、肉となり、お客様へのサービスにつながっています。