研究科案内

研究科長のご挨拶

「地の塩」は,腐れを防ぎ,清める役割を果たすため,隠し味的に目立たぬ行いで社会的責任を果たすことを意味します。「世の光」は,燈台の灯のように導き,明るさや滋養を与える希望の光として,社会を照らすことを意味します。この「地の塩,世の光」のスクールモットーは,まさに21世紀の「会計プロフェッション」に求められる資質に他なりません。

青山学院大学大学院会計プロフェッション研究科(GSPA)は,2005年の発足以来,約750名の修了者を送り出し,修了後はGSPA同窓会を通したネットワークを活用して活躍の場を広げています。OB・OGは,公認会計士や税理士として活躍するばかりでなく,企業の経理部,CSR部,IR部などで,あるいは,金融庁,財務省,会計検査院などの官公庁で,また国税専門官として活躍しています。博士後期課程のプロフェッショナル会計学専攻へ進み,大学教員になって活躍しているOB・OGもいます。

GSPAでは,2プログラム(「会計監査プログラム」と「税務マネジメントプログラム」)3コース(標準2年制(3年制)コース,キャリアアップ・コース1年半制,リカレント・コース1年制)を用意して,各自の学習目的と学習環境に合わせた効率的な教育プログラムを選択できるようにしています。そこでは,夜間および土曜日の講義,そして春・夏の集中講義で修了可能な社会人にも最適なカリキュラムを配置しています。

カリキュラムでは,理論と実務を効果的にリンクさせるさまざまな取り組みを行っており,知識を蓄えるだけの会計学ではなく,自ら思考し、判断や分析ができる「考える会計学」を標榜しています。その指導を徹底させるために、少人数の演習,ケーススタディ,リサーチ・ペーパーなどの科目を設けて,論理的思考力,論述力およびプレゼンテーション力を培います。監査法人や銀行などからの寄附講座によって,より実践的な講義も提供しています。また,GSPA独自の「エクスターンシップ」制度を設けているため,監査法人や税理士法人へ赴いて2週間にわたり実務に携わることも可能です。カリキュラムとは別に,公認会計士短答式および論文式試験対策講座や税理士試験の消費税講座,そして米国公認会計士試験講座を用意しています。

21世紀のグローバル経済社会では,会計の役割は拡大の一途を辿っています。それは,すべての人々が,豊かな経済社会を営み,すぐれた文化を展開し,人間的に魅力ある社会を持続的・安定的に維持することを可能にする社会的装置の1つとして会計が位置づけられているからです。会計では,経済要因に加えて,環境要因と社会要因が含まれるサステナビリティ情報を取り扱う必要性が生じており,それに伴って「会計プロフェッション」の活躍の場は飛躍的に拡張しています。今こそ,会計・監査・税務,そして内部統制・ガバナンスを学ぶ絶好の機会です。