青山学院大学大学院 会計プロフェッション研究科 GSPA
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研究科・教員案内

特任教授:鶯地 隆継(おうち たかつぐ)

担当科目
国際会計I・II、IFRS I・II、会計事例研究I、会計戦略論、演習I・II
プロフィール
1981年神戸大学経済学部卒、住友商事入社、1993年英国住友商事経理課長(ロンドン駐在) 2005年住友商事フィナンシャル業務部長(内部統制プロジェクト責任者)2008年住友商事フィナンシャル・リソーシズ・グループ長補佐。その間、企業会計審議委員会臨時委員(内部統制)、IFRS解釈指針委員会(IFRIC)委員.を務める。
2011年7月から2019年6月まで国際会計審議会(IASB)理事。2019年10月より2023年12月迄有限責任監査法人トーマツ、パートナー 2020年6月から2022年6月迄 日本銀行金融研究所客員研究員、2024年4月より現職
主要業績等
IASB理事を務める間、「財務報告に関する概念フレームワーク」IFRS第15号「顧客との契約から生じる収益」、IFRS第16号「リース」などの制定に直接関わる。

論文:「IFRS会計基準の強制適用の限界と任意適用の意義」(国際会計研究学会年報 2022年第2号)
「日本におけるIFRS任意的の意義」(日本銀行金融研究所 ディスカッションペーパー 2023年3月)

著書:「気候変動時代の「経営管理」と「開示」」(中央経済社 2022年4月)

メッセージ
 世界の金融資本市場がグローバルに一体化している現在、会計は国際ビジネス言語です。
 会計を学ぶことは、国際ビジネスマン、ウーマンとしてのパスポートを手に入れるということです。AIなどのソフトウェア技術の発達によって、これからの世界はますますボーダーレスとなり、会計やファイナンスを取り巻く環境も大きく変化していくでしょう。そのような変化に対応して、プロフェッションとして活躍するには、会計の本質を深く理解する必要があります。
 私の講義では、総合商社での30年の実務経験や、国際会計基準(IFRS)の制定に直接に関わって来た経験を踏まえて、会計の本質について、歴史的な経緯や現在の世界の最新動向について、実例を交えながら皆さんと楽しく学んでいきたいと思います。